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2022.07.25 お金の教室

お金の教室№16  リスクとは、リターンを得る間の ストレス度合いのこと

リスク値は、予測と心の準備の目安

よく耳にする「リスク」と「リターン」をひとことで説明すると、2つの時点の間での変化率を「リターン」といい、その「途中のブレ方」を数値化したものが「リスク」となります。

買った時より高いところで売ることができればリターンは得られますが、買ったものが「直線」でなく「曲線」で動くため、運用中の価格変動にともなうストレスは中々のものです。そこで過去の「曲線度合い」(ブレ方)を数値化して、ストレスの度合いを把握したり、あらかじめ最悪のパターンについての予測と心の準備をしたり、あるいは適切な投資金額に調整したり、分散を検討したりする際に用いるのが“リスク”という概念です。 実際のところ、過去のリターン値のデータは参考の実績値でしかありませんが、リスク値の方は「これくらい下がってもおかしくない(いつ来るかは分からないが)」といった予測と心の準備の目安にはなります。この「予測と心の準備」が実は非常に大切です。これがないままだと相場の下落時に怖くなって手放してしまい、結果的に長期的なリターンを得られなくなるからです。

普通の人は大きくブレる「曲線」のものより、ブレない「直線」のもの、つまり預貯金が好きです。しかし預貯金のリターンがほぼゼロの現代においては、「曲線」の世界に踏み出さなければ将来のための資産運用はできません。

そして、期待できるリターンが高い(下記イラストのB地点が高い)ほど、途中のブレ方(リスク)も大きくなるのが一般的です。具体的には、債券はブレが小さいがリターンも小さく、株式は最大下落率が数十パーセントにもなるようなブレ方をします。しかし、その下落期を我慢して長期間保有したことによる株式のリターンの大きさは、債券の比ではありません。

結局のところ、いかに将来の目標(B地点の高さ)を定め、途中のブレを我慢し、長く保有した後のゴールを迎えたいのか――という個々人の方針によって、持つべき資産が決まってくるのです。

  • 出典:日興アセットマネジメント「ラクによめる楽読Basics(ラクヨミベーシック)」
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