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2023.03.09 お金の教室

お金の教室№35 分配金受取時と相場下落時にどう考えるか

株式ファンドの「年2回決算型」などの場合、多額の分配金を出す場合があります

投資信託は年1回以上の決算を行うことが義務付けられており、決算回数は投資信託毎に異なり、毎月行うものから年に1回だけのものまでさまざまです。
決算時には分配金を支払う場合がありますが、同じ投資信託の「コース」として、積極的に分配金を支払うもの(例:〇△ファンド(毎月決算型))と、そうでないものという複数のコースを設定している投資信託もあります。

いずれの場合も、分配金の額はその期の基準価額水準などから総合的に決められているため、決算前に大きく基準価額が上がっている場合には、多額の分配金を出すことがあります。
しかし基本的に言えることは、「分配金を出すと、その分だけ基準価額が下がる」ということです。
つまり、「一部解約」したのと何ら変わらないのが、投資信託における分配金です。

とはいえ、せっかく受け取った分配金。そのお金はどう考えるべきでしょうか。
分配金を再投資するコースをそもそも選んでいないのであれば、楽しく使ってしまうのもよいと思います。
一方、多額の分配金が支払われたということは、足元の市場環境は好調な場合が多いです。
受け取った分配金を使ってしまうのではなく、新たな投資に振り向けるのもいいかもしれません。
ただし、今度は積極的に分配を行わないタイプ(例:〇△ファンド(1年決算型))を候補に入れたいものです。
分配金は一部解約と同じことであり、投資元本を減らしているからです。
投資の世界に居続けて、投資元本を大きく増やすことを目指すなら、積極的な分配はしない投資信託を持つのが資産形成の王道と言えます。

  • 出典:日興アセットマネジメント「ラクによめる楽読Basics(ラクヨミベーシック)」
  • 本お知らせは、あしぎんマネーデザインが投資信託の仕組みについてお伝えすること等を目的として作成したものであり、特定商品の勧誘資料ではありません。なお、掲載している見解は当コラム作成時点のものであり、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。
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