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2023.03.16 お金の教室

お金の教室№36 基準価額が大きく下がった時は購入時の「目的」と「覚悟」を思い出すことが大切です

基準価額が下がっているということは、投資信託が投資するマーケットが不調ということですが、その理由を探ってみると、短期目線の投資家の投資意欲が、マーケットのサイクルやノイズに関するニュースによって一時的に悪化しているに過ぎないことが多いはずです。

そうした時は「大きく考え、どっしり構える」ことが大切です。
投資信託を使ってマーケット本来の「パワー」を賢く使おうという長期戦なのです。
毎日出たり入ったりする短期投資家と一緒に右往左往しても、きっと良いことはありません。

人がより便利なもの、より豊かな生活を求め続ける限り、経済は右肩上がりのはずであるという大きな考え方に立ち返り、いったん冷静になって購入時のご自身の想いを振り返っていただきたいのです。

一方で、本当に大きく基準価額が下がった場合には、前向きなアクションを取るのも有効な手段と考えます。
具体的には同じファンドの買い増しです。
既に保有している投資信託の基準価額が下落した際、もし長期的な目線での価格上昇期待が引き続き有効と考えられるなら、同じ投資信託をより低い基準価額で買い増すわけです。
それにより「平均購入単価」を下げ、来たる将来の値上がり時のリターンを大きくすることができます。

特に投資信託は口数で買うため、前回よりも低い基準価額で同額を買うと、より多い口数を取得することになり、平均購入単価は単純な平均値よりも下がります(積立投資信託で言われる「ドルコスト効果」に相当します)。
もちろん、買い増す分のリスクを受け入れることとなるのですから、改めて「持ち続ける覚悟」が必要となるのは言うまでもありません。

※「既保有分の基準価額」と「新規で買い増す場合の基準価額」が交差するところが、
 同額を買い増した場合の平均購入単価の目安です。
  • 出典:日興アセットマネジメント「ラクによめる楽読Basics(ラクヨミベーシック)」
  • 本お知らせは、あしぎんマネーデザインが投資信託の仕組みについてお伝えすること等を目的として作成したものであり、特定商品の勧誘資料ではありません。なお、掲載している見解は当コラム作成時点のものであり、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。
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