あしぎんマネーデザイン

2022.07.11 お金の教室

お金の教室№14 株・債券・REITの特徴

3つの資産の特徴を簡単に説明できることが大切です

日本で約6,000本もある投資信託ですが、ほとんどのものの中身は「3×3=9のマス」で捉えることができます。投資対象は株式・債券・REIT(リート)の3つで、それぞれに国内と海外先進国と海外新興国の3つが挙げられます。
株式はいわゆる取引所に「上場」(じょうじょう)しているものが対象で、未公開株は組み入れることができません。
株式と債券とREITはそれぞれ「エンジン役」「クッション役」「ニューフェイス」と位置付けると分かりやすくなります。

株価はその企業の業績を反映して動くことが多いため、景気と連動する資産と言え、不動産賃貸に特化した法人の株式と言えるREIT(リート)も、不動産市況が好況な時に上がる傾向にあります。

逆に、債券は不景気の時に価値の上がりやすい投資資産です。景気が悪くなり株式などが下がりそうな時に、世界中の投資資金が債券に向かうから、というのが理由のひとつです。もうひとつは、債券の価格というものが「世の中の金利」との相対感によって決まるからです。

一般的な債券は利息が固定されているため、過去に発行された例えば5%の利息の債券は、その後世の中の金利が1%にでもなったら「お宝」になります。すると、満期に100万円で返ってくる債券なのに110万円でも買いたいという投資家が現れます。このようにして、世の中の金利が下がると、昔からある債券の価格が上がるのです。 不景気の時はお金の需要が減ったり、政府が景気刺激のためにお金を借りやすくするため、低金利へと誘導を行ったりして金利が下がりがちになります。そして金利が下がると債券の価格は上がることになります。だから「不景気に強い債券」なのです。

  • 出典:日興アセットマネジメント「ラクによめる楽読Basics(ラクヨミベーシック)」
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