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2022.11.29 お金の教室

お金の教室№25「土台」と「柱」と「器」

「預貯金」という基礎の上に、どんな「家」を建てていきましょうか

多くの人は「投資について難しい勉強なんてしたくない。何を買えばいいのか教えてほしい」と思っているはずです。しかし残念ながらその答えは、「家を建てるように、まずは焦らず全体の設計図を描き、あとは『下から上に』それぞれのパーツとして適切な投資信託を買っていきましょう」となります。

使い道が決まっているお金や、何かに備えておきたいお金は、どんなに利息が低くてもきっと預貯金に確保すると思います。いわば家を建てる前のコンクリートの「基礎」です。基礎がないのに家を建てる(投資信託にチャレンジする)のは次期尚早ではないでしょうか。

ぶれない土台=バランスファンド

運用の目的が明確なら、預貯金の「基礎」の上に直接「株式の柱」でも良いのですが、まずはその前に、地震でも揺れにくい「ぶれない土台」を作っておくのが良さそうです。いわゆるバランスファンドを1~2本選ぶのが良いと思われます。

バランスファンドを「土台」として持っていることで、相場の下落時でも、相対的に下落率が少ないものを多く持っていることが、心の動揺を抑える働きをしてくれます。また、万が一預貯金で予定していた以上のお金が入り用となった場合には、バランスファンドから一部を工面することも可能です(そのためにも、守り重視のバランスファンドをひとつ持っておきたいものです)。

株式の柱

資産を増やすために欠かせないのが「土台」の上に載せる「株式の柱」。家の大黒柱を替えないのと同様、ずっと持っておきたい株式ファンドを数本選び、大きな家を作りましょう。

まとまったお金がない場合、またはそれを「土台」に充てた場合は、毎月の「本気の積立」で買っていくのが選択肢です。「積立投資信託」には、変動が大きく長期で上昇する投資信託が適していると言われます。それは、下落時に多くの口数を「仕込む」ことが、後の上昇時により大きな効果を発揮する傾向があるからです。

インカムの器

「インカム」とは定期収入といった意味であり、「インカムの器」とは具体的には毎月分配型ファンドのことです。毎月分配型を悪者にする意見もありますが、分配とは運用会社に「保有者一律の一部解約」をしてもらう仕組みであり、分配の有無そのものに損も得もありません。

とにかく「土台」と「柱」は極力長く売らずに持ちたい商品ですから、どうしても定期的な現金を作りたいならば「専用の器」を別に持てば良い、という考え方です。

  • 出典:日興アセットマネジメント「ラクによめる楽読Basics(ラクヨミベーシック)」
  • 本お知らせは、あしぎんマネーデザインが投資信託の仕組みについてお伝えすること等を目的として作成したものであり、特定商品の勧誘資料ではありません。なお、掲載している見解は当コラム作成時点のものであり、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。
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