<お金の教室>アメリカの株価指数について

アメリカの株価指数(インデックス)とは?
株価指数とは、株式市場全体あるいは特定の銘柄グループの株価を平均化して、1つの数値に集約したものです。それらは一定のルールで計算が行なわれ、算出された数値が株価指数になります。
アメリカには代表的な株価指数として、「NYダウ工業株30種」や「S&P500 指数」などがあります。これらの指数は、株式投資をするうえで大変重要な指標となっています。しかし、それぞれ計算方法が異なるために数値の意味も異なってきます。 そこで、それぞれの指数の特徴や違いをよく確認し投資を行いましょう。

NYダウ工業株30種とは?
世界で最も有名な株価指数です。30銘柄で構成され、アメリカを代表するクオリティの高い企業の動きを表す指数とみなされています。そのため、米国市場全体の動きをあらわす指標であるとは必ずしも言えません。時代の流れを反映し、不定期に銘柄の入替が行われています。1896年に12銘柄で算出が開始され、1916年には20銘柄、1928年には30銘柄に拡大されました。
NYダウ工業株30種算出方法は?
構成銘柄の株価の合計を「除数」で割って算出する株価平均型の指数です。構成銘柄の入替時・株式分割時など必要に応じて除数を調整し、指数の連続性を保つようにしています。
NYダウ工業株30種銘柄入替時期は?
銘柄入替は不定期に行われます。 米国の主力産業の変遷に合わせて数年に一度銘柄変更が行われ、農業/製造業/鉱業中心の構成からサービス業やハイテク企業などが加わった構成へと変わっていきました。
S&P500とは?
米国で最も代表的な株価指数です。500銘柄で構成され、アメリカ市場全体の動きを表す指数とみなされています。最も影響力の大きい株価指数の一つだと言えるでしょう。1923年に算出が開始されましたが、500銘柄・日次ベースで指数を算出する現在のスタイルが確立されたのは1957年3月です。
S&P500の算出方法は?
構成銘柄の時価総額の合計を基準に算出する時価総額加重平均型の指数です。時価総額の小さい銘柄の株価変動の影響は株価指数全体には反映されにくくなります。
S&P500銘柄入替時期は?
影響力の大きい株価指数であるため、選定には明確なガイドラインが設定され公開されています。主な基準は(1)十分な流動性、(2)本籍地は米国、(3)発行株式の50%以上が浮動株、(4)最低4四半期連続で黒字、(5)IPOから最低6ヶ月が経過、などです。
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